ビッグバンドによるスウィング・ジャズが廃れて、インプロヴィゼーションによるビバップが台頭。予定調和を拒むアドリブの応酬。そんなジャズの新たな地平をディジー・ガレスピーとともに切り拓いたのがチャーリー・パーカーなのでした。
彼は重度の麻薬中毒で、なるほど、彼のインプロヴィゼーションの冴えや閃きはそれの影響だったのかな。そうか、彼はジャズ界のマイケル・シェンカーなのか。
あまり馴染みのなかったジャズの歴史を知ることができたのは良かったし、フォレスト・ウィテカーはさすが名優の貫禄です。でも、映画として面白いかというと、そうでもない。演奏シーンはインプロヴィゼーションばかりで耳に残らないし、2時間40分は長すぎるし。