この映画のキスシーンは、とっても映画的。そこに“古き良き”を重ねてホクホクしている自分がいました。夕焼けを背景に、とか、映画のスクリーンを写しながら、とか。ベタな構図にキュン。
『映画館のエンターテインメント性』を語らうお父さんっぽい人に、こちらまでハッとさせられます。あの方、スクリーンのお仕事が大好きな俳優さんに違いない!寧ろ、そうであってほしい!
あ、それでも人混みが苦手な私は、自宅映画観賞派。
結末に見えてくる“自由であること”、それはいつの時代も永遠のテーマですね。お国柄や背景も相まって、自由への考え方や捉われ方が見え隠れする、面白い題材でした。自由を“主張”ではなく、“奔放”で捉えがちな私の周りとは少し違う。
盛り上がりも結末もインパクトはあまり無いけれど、丁寧でハッピーな作品。