アラサーたちの幼き日、絶大な人気を誇ったドラえもんズ。今回は、当時のオカルトブームのなかでも、特に子供たちを中心に盛り上がりをみせていた学校の七不思議をモチーフにしている。
ドラ・ザ・キッドとドラミちゃんのやり取りにキュンキュンする。いのいちばんに駆けつけてくれたけど、やくたたずのキッド。でも、さすがは腐ってもアメリカンな戦闘力と女たらし力を発揮！
最初は、開口一番ノンデリカシー男にへちゃむくれなドラミちゃんだったのが、一緒に危機を乗り越えていくうちに、ダサいお兄ちゃんのお友達のはずなのに、この人ちょっといいかも…って距離感になっていくのがロマコメポイント高め。
文句ばっか言いつつも、ここぞってときには頼りになるキッドと、このへっぽこを甲斐甲斐しく面倒みるドラミちゃんの関係は、実際の日米関係にもかかっていそう。ひねくれた目で見すぎか？
「白馬の王子さま」の伏線は匂わせにとどめるのかと思ったら、エンドロールで本当にデキてやんのっ！のび太としずちゃん（もしくはジャイ子）のような運命として確定されているのを除けば、数少ない公式カップルといえる。
懐古なのはわかってるけど、やっぱドラえもんズはいいな。明確な腐向けコンテンツがなかった時代に、それぞれがちがう個性を持った「チーム男子」として売り出してんのが先進的だと思う。ちなみに、僕はドラニコフ推しです。
