クズ野郎をかっこよく描かせたら右に出る人のいないマーティンスコセッシ監督
そこにロバートデニーロの狂気の役作りが加わり出来上がった名作
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基本的には誇り高きボクサーが誇りを捨てて世界を手にした後、DV野郎に堕ちていく過程を描いただけの映画なのだが、本来使い古された展開一つ一つにおけるロバートデニーロの演技がうますぎて、もう何も言えない
八百長の後の崩れ落ちるような号泣や、最後"I'm boss, I'm boss..“と呟く彼の後ろ姿はなんとも言えない郷愁を感じさせ、ぼくたちの心にこの映画を原風景のように遺していく
そしてもちろんその郷愁には、あえて白黒映画として作られているいうことが一躍買っている
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キャシーモリアーティやジョーペシと言った役者たちの演技も素晴らしい
おあずけにされた後、股間びしょ濡れのキャシーモリアーティなは制作側の悪意が丸出しで、思わず腹抱えて笑った