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レイジング・ブルのらののネタバレレビュー・内容・結末

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

やっぱりどう考えてもデニーロが引退後の体型のために短期間で25キロ太ったっていうのがすごすぎる。

本来プロボクサーの風格と技量と体格を作るのでも大変だろうに、
それを完璧にし撮影して、終わったら今度は25キロ太って引退後の撮影する。
準備期間中じゃなくて撮影期間中にやったっていうのもやばすぎる。
シンプルにめちゃくちゃ体と精神的に悪そう。
そういう映画をただのエンタメと思ってない感じとか下手したら健康に関わる上で、演技に全振りしたデニーロアプローチ本当にカッコ良すぎる。

それぐらいの熱量でやらないとこのジェイクの熱量は伝わらないっていうことなのかと思うし、それぐらいの熱量でやってるんだからこっちもそれ相当で見なければと思った。

ストーリーとしては、
私はボクシング映画の拷問にも見えそうな勝ち負けにストイックになる感じも好きなので、
ボッコボコの目パンパンになったジェイクが最後負けながらもフラフラとシュガーの下に行き「俺はダウンしてねえからな」っていうのもかっこよすぎる。

終わり方が難しかったけど、
スコセッシ監督の撮り方がやっぱりかっこいいし改めて危険⚠️と反射的に察してしまう感じの間が怖かった。
特にシュガーとの最後の試合のシーンの血が飛び散るシーンとか。

女性関係はめちゃくちゃメンヘラ男だった。
引くほど。

引退後の、店に未成年入れちゃった時の話し方とかも面倒くさい胡散臭いおじさん感もリアルすぎる。
アルパチーノもデニーロも常人離れした役やる中での一般人が共感できるうわ居そう😓っていう感じがリアルすぎて本当に嫌いになりそうな時ある。

またエンドロールの曲
なんか聞いたことあると思ったら「エデンの東」「ゴッドファーザー3」とかで使われているなんだか絶望的な時に流れるやつだった。
調べたらシチリア舞台の男女の三角関係を元にしたオペラの曲らしい。
デニーロ?シチリア?やっぱりイタリア素晴らしいね、、
らの

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