らの

ヒートのらののネタバレレビュー・内容・結末

ヒート(1995年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ゴッドファーザーを見てアルパチーノとデニーロに衝撃受けてから2人の映画見まくっているので、これは絶対に見ないとと思い見ました🫨

マフィアだった2人が、今度は敏腕刑事(アルパチーノ)と犯罪組織のボス(デニーロ)
同じ時間軸にいて、敵対してるだけで感激


最初は大好きな大物俳優2人いるから見てるという思考だったけど、ニール達を尾行していたヴィセント達刑事が見渡しのいい外に出てきた時にヴィセントが「何が狙いか分かった敵ながらあっぱれ」というのとか、
敵対してる2人がゆっくりカフェに入り身の上話をするところから徐々に本気を出して盛り上がっていく両者の感じが堪らん。

デニーロ悲願の彼女と逃亡ができるとなった時にUターンして復讐に向かうまでの車での沈黙も、
アルパチーノとデニーロの最後の銃撃戦も、
2人の演技だから見入ってしまうんだろうな。
沈黙が飽きないです。

刑事であるヴィセントも犯罪組織のニール達も一人ひとりの家族とかパートナーとのゴタゴタまで描かれてるのがただの犯罪映画じゃなくて非日常的なことをしてる人たちの人間味が見れて切ない。
個人的にニールが仲間たちの家族と会食した後にイーディーに会いに行くのが好きです。

銀行強盗をして街中で銃撃戦の時、
アルパチーノのライフル片手にガンダしたりライフル構えてる姿がカッコ良すぎた。
ライフルすらも似合うって何??
周りの街の慌てようもリアルでハラハラした。

女の人に店で話しかけられて本当にウザそうな顔してるデニーロは、アルパチーノとは違う意味でリアルで怖い。

この映画は、ノーラン監督の「ダークナイト」に影響を与えた映画みたいで、
言われてみれば銀行強盗だったり静かに目を凝らすような緊張感が似てるかも。
両方好きだからとても嬉しい発見

あとデニーロとアルパチーノが出るシーンは、カフェに一緒に行ったりするのに一回もツーショットで映らないという撮り方をわざとしてるらしく、
これがあるからより敵対感増すのか、、
それを意識してやってるのを知った時震えました🫨

何回でも見ます。
らの

らの