スタントなしの演技で橋から"落下"し、足を怪我した上に俳優仲間に恋人を取られ失意の中、同じ病院に入院する手を骨折した少女・アレクサンドリアにお話を聞かせるようになった俳優・ロイ
実は生きる気力すら失って、アレクサンドリアに死ぬための薬を盗んできてもらうために自作のお話を聞かせていくが…
ロイのストーリーは復讐に燃える登場人物が仇を取るために旅をしていくのだけど、ロイの失意が悲しい話に変えていってしまうのだけど、この作品の注目ポイントはそこよりも、
名だたる表現者たちとのコラボレーションもしてきた石岡瑛子さんの衣装と、色彩や構図の美しい世界遺産の数々
とにかく美しい
アートなファンタジーの世界
それさえ楽しめればいい
真っ直ぐなアレクサンドリアとロイの友情にも似た関係が、とても微笑ましい