よーすけカサブランカス

すべての美しい馬のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

すべての美しい馬(2000年製作の映画)
3.6
スタジオがそう要請したのかは分からないがあの傑作長編小説を120分に収めるのは無理があると思う。変な言い方だが原作はあの迂遠ともいえる風景描写と移動、野宿の場面によってメキシコを描いているのでそこを削ると単なるロマンスになってしまう。あと叔母が語る革命の歴史も原作の肝だったはずだがそこも削られていてショック。ただアレハンドラ役にペネロペ・クルスというキャスティングは完璧だった。ブレヴィンズ役も絶妙にアホな感じが出てて良かった。