よーすけカサブランカス

ブギーナイツのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

ブギーナイツ(1997年製作の映画)
3.8
エディがスター男優となる70年代の描写があまりにセックス&ドラッグすぎて、これが古き良きアメリカ……と胸焼けを起こしそうになる(でも楽しい)。すべてが楽しかった時代の終わりを予感させる助監督の発砲のシーンは見事な見せ方。
監督とエディとアンバーが共に落ちぶれるのは、ビデオの時代に移り変わったこととポルノへの風当たりの強さ、本人の傲慢さ(若さへの嫉妬も?)が原因と共通はしてないが、苦難を経て彼らは再び抱き合う。
最後満を持して彼のデカいマラが登場する(鳥肌モノの演出だが僕が見たのはモザイクあり)が、再びポルノスターとして輝けるのか、そして奇跡的に手に入った金で始めた商売が上手くいくのかどうかは分からない。その微妙さを覚えるハッピーエンドも印章的。