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タッカーのnancyのレビュー・感想・評価

タッカー(1988年製作の映画)
3.8
 ジョージ・ルーカスがプロデューサー、フランシス・コッポラが監督という作品。『ゴッド・ファーザー』やベトナム戦争映画制作のコッポラ監督が描いたタッカーという実在の人物の話。戦後すぐ、最新の型のモデル(シートベルト付)の自動車を作ったタッカー。結局は米国の大手の自動車会社の圧力などで製造できなくなり、詐欺罪で訴えられたりする。最後の陪審員の前で力説するタッカー。「個人のクリエイティブなアイディアを潰すようなことをしていたら、戦争で負けた国(日本のこと?)から車を買わなくてはならなくなる」というような内容のことを、タッカーが言っていた。映画の制作年が1988年。ちょうど、米国の自動車会社が日本の自動車会社に買収されていた時期と重なる。そのセリフをあえて映画の中で言わせたのか?

 付録のインタビュー映像に、コッポラが登場。「この映画は一番好きな映画だ」と。自分もアイディアマンで、失敗もあるが、映像作品にいろいろなアイディアを取り入れていると。
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