ししおどし

桃中軒雲右衛門のししおどしのレビュー・感想・評価

桃中軒雲右衛門(1936年製作の映画)
4.3
成瀬の芸ものはどれも面白い。芸のためなら女も子供も名誉も何も捨てるという粋。とはいいながら、自分でも無意識のうちにそのスタンスの息苦しさに縛られる。こんな映画を今作るならやはり時代設定は戦前にならざるを得まい。