ししおどし

めしのししおどしのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.3
戦後早々の、家電製品も何もなく、風呂は家になく炊事、洗濯掃除はすべて手仕事。男は外で金を稼ぎ女が家事に勤しんでいた時代。結婚して初めて顕わになる価値観の違いや生活の充実感をどこに得たらよいのかわからないことへの不満。
姪のアッケラカンとしたバカさ加減と母親の大きな包容力、旦那の素朴な素直さと男女のすれ違いがよく描かれた名作。