真山青果の戯曲を、成瀬が脚色監督した、浪曲師桃中軒雲右衛門が主人公のPCL作品。芸道ものだが、三味線を弾く妻にも芸の高みを要求する。そして病で妻は亡くなる。苦労を掛けたな、と遺体に礼を言う雲右衛門。…
>>続きを読むほぼ100年前の映画を現代の価値観で見てしまうと、かなりの齟齬が生まれる。仕方がない、芸人とは河原乞食であり神様である、とても特殊な時代である。
ちょっとしたモンタージュ的映像、でっかい雲右衛門の肖…
女を描いて定評のある成瀬巳喜男監督が、何故に芸道物に走ったか興味が尽きない。芸に生きる人間に普通の人格者たれを徹底的に拒絶し、共に苦労し九州からのし上がった愛妻細川ちか子にも芸人としての最期を求め、…
>>続きを読む会社員成瀬さんの撮影所修行修了篇といったところか。いちばん大事なところでまさかのズームダウンとか見るとさあこっからこいつ来やがるぜとぞくぞくさせるところ。脚本も成瀬なんだよね。「うまいが金玉ついとん…
>>続きを読む1936年 70分。明治時代の浪曲界のスター桃中軒雲右衛門(月形龍之介)の半生。女房お妻(細川ちか子)とも芸を競い「芸のためなら何でもする」と嘯くばかりでなく、酒🍶も女も見境なしだ。お妻の具合が悪く…
>>続きを読む〖1930年代映画:戯曲実写映画化:PCL:日本映画傑作全集〗
1936年製作で、真山青果の戯曲を実写映画化らしい⁉️
明治から大正時代にかけて活躍した浪曲師を主人公にした作品でした。
2023年…
成瀬の芸ものはどれも面白い。芸のためなら女も子供も名誉も何も捨てるという粋。とはいいながら、自分でも無意識のうちにそのスタンスの息苦しさに縛られる。こんな映画を今作るならやはり時代設定は戦前にならざ…
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