すずす

レディ・イヴのすずすのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・イヴ(1941年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

英国映画協会選出のスクリューボールコメディ・ベスト10入りした傑作ラブコメ。速射砲のようなトーク、ぶっ飛んだキャラの女性、金持ちと庶民の恋、豪華客船の旅、従者のコメディリリーフ、動物の使用など、典型的なスクリューボールを全て備え、後世のラブコメに多大な影響を与えた一本。

プレストン・スタージェスは5年で8本のコメディを監督しましたが、これが第3作で、アメリカ国立映画リスト登録映画、825本の一本と高く評価されています。

バーバラ・スタンウィック演じる美人詐欺師が、南米からの豪華客船でヘビの研究科で、大企業の御曹司(ヘンリー・フォンダ)をカモにしようと画策。世間知らずの男がコロリと騙される中、彼女も彼に惹かれていく。しかし、彼女が詐欺師だとお付きに知らされた御曹司は、彼女を許せない。下船と共に、彼女は振られてしまう。
復讐を願う彼女は、伯爵令嬢に扮してパーティに出向く。詐欺仲間の助けで、詐欺師の姉妹に成りきり、詐欺師の妹は不憫な男妾の子だったとして、彼のハートをゲットする。そして、結婚を果たすと、新婚初夜に数々の男遍歴を語り明かし、彼を驚愕させて、してやったり!彼女は見事に復讐をはたす。
離婚調停の中、彼女は彼に最後に一度だけ話したいと彼を呼び出す――

スタージェスの演出で、アバズレを演じると天下一品のスタンウィッツがより一層キラキラ輝いている気がします。
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