なかなか良くできた話でした。夫(上原謙)は妻(原節子)と顔を会わせると「腹が減った」「めしはまだか」しか言わない。そんな倦怠期かと思わせる家庭に突然、夫の姪が「家出をしてきた」と現れる。妻は、姪優先で動く夫やらその他もろもろが嫌になり母、妹が住む東京へ。東京に帰ってみるとどうも夫の行動が大丈夫ちゃんとやっているかと気になる自分とどこかでそんなことどうでもいいと思う自分がいる。そんな中でどうなっていくのかと思い楽しみながら観ていました。女性の幸福ってどこにあるのかこの映画の時代はこうだったんだろうな、平和だったなと思いました。それでも現代は、当時とは時代が違うとも思いました。女性は家で家事を行い、男性が社会に出て安心して働けるように助けるという時代は終わろうとしていると思うのです。女性の中にも家にいて夫を助けたい、男性の中にも女性は家にいて欲しいと思う人はいるけれど、私は女性も社会進出して欲しいし対等に活躍して欲しいと思う。男女は必要なところは助け合いながらしかも平等であって欲しいと思う。
上原謙は昔風の顔だけど、息子の加山雄三は現代的な顔だなと観ていました。原節子は、伝説的な女優さんですが、私の好みではないなとも思いました。