otom

めしのotomのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.5
よそん家の夫婦喧嘩と云う最高にどーでもいい題材ながら実にドラマチック。他の作品でもそうだけども、ピキピキしている時の原節子の怖さと表現の濃密さ。加山同様に隠しきれないモテDNAの上原謙、ド正論の小林桂樹+ニャンコ等々で層の厚さもまた感じる。締め方としては、フェミニストの皆さん的に大激怒しそうな終わり方ではある。しかし、もはや神話かお伽みたいなレベルになってしまった昭和の人々の営みに、林芙美子じゃないけども愛おしさを覚える。傑作。