ブギーナイツのKAKIPのレビュー・感想・評価

記録用
ポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
70年代後半からポルノ産業の群像劇。
２０代でオープニングからセンスありまくりでポルノ業界の内幕ものをまるでハリウッド映画の内幕もののように撮りあげる手腕の見事さに驚く。

世間からは敬遠される業界であるゆえ一人一人が問題を抱え寄り添いながら奮闘し合う姿は一種の擬似家族のようであり普遍的なテーマでとても見やすくもあります。

特にラストの方の主人公の鏡の前で鼓舞するシーンはレイジングブルのデニーロのオマージュシーンで最高です。