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泳ぐひとのyaaaのレビュー・感想・評価

泳ぐひと(1968年製作の映画)
4.0
郊外の中流家庭のプールに突如、海パンだけのバート・ランカスターが現れる。「そうだ!各家々にあるプールを泳ぎつないで家に帰ろう。」
バラエティ番組の企画みたいな俺ジナルなことをいいだすランカスター。
行動を開始するランカスターは「よぉ!元気?奥さんは?」みたいな普通のあいさつから「いい歳して何してんのよー!!」の罵声まで幅広く浴びせられていく。

定型がない映画である。
海パン男は何者?のサスペンスの要素で映画をひっぱってゆく。
それにかかわる人々のリアクションで次第にわかる男の素性。
プールを渡り歩くというスモールなロードムービーの要素もある。
プールがある家のみ訪れるということから郊外映画、サバービア
ムービー(アメリカン・ビューティーみたいな普通の人にも…な映画)の要素もある。
おっさんが主人公なんでその要素がなかなか光輝かないがアメリカン・ニューシネマの要素もある。製作された時代に見たらインパクトあったかもなですが、枯れていく今の日本でも十分通じる。

ランカスターが20歳の女の子にムラムラときて、そのこにドン引きされるシーンなんかはなかなかエグい。

2回とみたいと思わないが「シックス・センス」の要素もある。
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