泳ぐひとの作品情報・感想・評価

「泳ぐひと」に投稿された感想・評価

Ricola

Ricolaの感想・評価

3.6
タイトル通り、「泳ぐひと」が主人公の映画。小説が原作。
主人公の男が自分の家まで近所の家庭のプールで泳ぎつなごうとする。しかし彼を待ち受けていたのは予想だにもせない展開だった…。


最初は何がしたいのか全くわからなかった。海パンのおじさんがただ泳ぎ、走っている。笑いながらハードルを跳び越えているシーンとかシュールだった笑

しかし、だんだんと話の要が明かされていく。そもそも主人公が最初にとった行動がたしかにおかしいとは思ったけれど、そう繋がるのかと思った。

アメリカン・ニューシネマと言われるそうだが、たしかに構成や設定などが今までのハリウッド映画とはかけ離れたものだった。

しかしストーリー自体は追いやすく、理解するのにそんなに難しくないと思った。

観る前と観終わってからの印象のギャップの大きいタイプの映画だった。
じょい

じょいの感想・評価

3.0
余計な回想シーンを入れず、
ひたすら泳ぐ彼と同じように
物語も進行形だけのところが良い。

想像が必要とされる、なるほど〜な風刺映画。(少し解説に頼りました)

とにかく、珍しいぐらいに無駄がない!
町山さんの解説無かったら、ただ薄らハゲマッチョすけべが海パン一丁で家までにある全てのプールを泳いで帰るシュールな映画。ジェネレーションギャップかな?と思いきや、薄々感じる疑惑が割とそのまま示唆する内容なので、町山さんの解説は必聴。要するにアメリカンサイコ。
こう

こうの感想・評価

4.0
友人宅のプールを泳いで家まで帰る話。たまに気持ちよさそうに走るシーン。で、ずっと海パン。
完全になんだこれ映画だけど、町山さんの解説と併せてみるとめちゃくちゃ面白い。
作品単体でも十分楽しめるんだけど。

映画が好きで良かった!
こういうのあるからやめられないな。
もう一回観たい。
なの

なのの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

授業の解説付きで観たけど、結局なんで「泳ぐ」のかが分からない。
全てのカットに意味がある。
プールをめぐるたびに男の好印象さがどんどん崩れていくのがすごい。
筋肉質の男らしい体つきと対照的な彼の弱さ。
最初は主人公の男、年齢不詳だけど肉体美はすごいし笑ったときの歯のきれいさから金持ちで周りからちやほやされるような人物かと思いきや、プールを1つ、また1つと辿っていくうちに男の本来の姿が見えてくるというのが非常におもしろかった。

発想がユニークだし、男に関わる人たちとの会話や撮り方で、こんなにも冒頭の男が放っていたキラキラ感が最後には消え失せていくなんて。男が今までどんな暮らしをしていたか、どんな人物だったのかは映画を観たらなんとなくわかったが、町山智浩さん解説でさらに奥深く知ることができた。

ひどい男だったのかもしれないが、なんだかあのラストはかわいそうになっちゃったな…。人は金を持つとだめになる典型的な例を痛いほど見せつけられる映画。
出だしでは、何か楽しいことがおこるのか?と、思って見始めるが、プールを泳ぎながら、いろんな人のセリフを通して、主人公がどんな人だつたのか、どんな人間関係があつたのかって言う事が次々に展開されていく。

視聴者の私達は、主人公と一緒に、アレ?過去に何があったんだろ?と、どんどん興味が膨らんでいくと同時に、なかなかにすごい真実と、ドラマがつきつけられていく。

そして、遂には、シニカルな、メッセージがエンディングのクライマックスで突き刺さる。

物語の展開が、なかなかな面白い構成になってはいるが、その分、エンディングにいくにつけて、わりかしキョーレツ!な映画。
GT

GTの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

1人の中年男が知人のプールを泳ぎながら家に帰るという意味不明の設定の映画。男は映画中ずっと海パン一丁で側から見ればただの変態だ。
映画の前半では男は人望があり、体も丈夫なように見えるが、元ベビーシッターに誘いを拒まれたあたりから周りの風当たりが強くなり、体の方も歩き方がびっこを引いていたりしきりに寒さを訴えたりと衰えが激しくなる。この変化の演技が個人的にはすごいと思ったポイントで、今までは海パン一丁でもその凛々しさと自信たっぷりの佇まいからすごく絵になっていたのに後半ではしょぼくれてしまいその姿がものすごく痛々しく思えてくる。ラストではなぜか家は荒れ果ていて妻も子供もおらず雨の降りしきりる中で海パン一丁で玄関のドアを叩き続けるという衝撃的な結末。なんだか寓話のような話だ。たぶん、落ちぶれた人の一生を泳ぐことによって表現した映画なんだと思う。すごく面白いというわけじゃないけど、心の底にグサリとくるような作品だった。
taxx

taxxの感想・評価

3.3
海パンのみで知人や公営のプールを泳ぎ着いで家まで帰ろうと思いついちゃった男性。泳ぐより徒歩移動のが長くて大変そう。各家の人達と奇妙な関係性。何かがおかしい、というか何もかもおかしい。シュールだけど最終的に全てにメッセージが込められていたのには納得。
2018.9.21
CS
古いアメリカ映画
初めて町山智浩さんの解説聞いた。そこまでの背景‼️
いつものように全く何も知らずに観るも また良し。
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