重い物語で、特に女性からみたら痛い話も多いのでは？
他方、出てくる男性の情けなさは身につまされる。
永作博美を始めとした、演技派女優陣の濃厚な演技は見応えがあり、井上真央の抑えた演技はラストに上手く繋がっている。
エンジェルホームの設定などはシュールで面白い（セットも雰囲気がある）のだが、全体的（特に前半）にワンカットが長いので、結果的に２時間をはるかに超えてしまっている。
もっとコンパクトにしても十分見応えのある作品になったと思えるだけに残念。
後半の岡山「小豆島」での母子の日常は切ないまでに美しく、印象に残る。
