ななこ

八日目の蝉のななこのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん、なんとも言えない作品。
うまく言葉にしたくても、自分にはできない〜

自分の子じゃないけど薫のことを、心から愛してたくさんのことを薫と一緒にして、見せたあげたいっていう希和子の愛情表現が胸に刺さった。自分の娘じゃない。誘拐した薫のことを周りにバレないように、けど薫のことを一番に考えて必死に毎日生きて、一日でも長く薫といることを望んだんだろうなって思った。
薫が希和子に向ける目は、実の母親だと思ってキラキラした目で大好きなママとしてみてたんだと思うと、4歳で別れ離れになって本当のパパとママって言われても受け入れられないよなって思う
し、実の両親も辛くて辛くて仕方なかったんだろうなって。軽く聞こえちゃうけど父親の不倫から
こんなにもストーリー展開して、人間の感情の交わりがたくさん見えること、それを一本の映画で表現できることが凄い。

自分は母親に愛を持って育てられてない。
って過去に自分の身に起きたこと蓋をして
振り返らないように、誰も傷つかないようにしてたけど結局、誘拐されてた四年間にとてつもない希和子からの愛を受けてて、幸せな幼少期が自分にもあったことに気付いて、まだ顔も見てない自分の子供に対して感情があふれる井上真央の演技が刺さった。
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