peplum

イレイザーヘッドのpeplumのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.8
映画というのは現実の再認識だし、世界の再構築だと思うので、基本的には美しいもの、心地よいものに占められがちだけれども
世界や現実は当然不協和音や不穏なものにも満ちているので特に今作はそういった疎外されるものへのラブコールというか、俺がやらなきゃ誰がやる的偏執が凄かった。
嬰児の泣き声って本能的に落ち着かないものだし、それを発する生物が不気味だし、片時も心地よさを許さない映画だった。グロテスクなものほどついつい見てしまうというあれ。
シュヴァンクマイエルみたいな動くチキンには笑った。
あとヘンリーの髪型がすごい。
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