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イレイザーヘッドのnanaのネタバレレビュー・内容・結末

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

イレイザーヘッドは鉛筆の先に付いてる小さな消しゴムのことだけど、劇中では主人公の頭から消しゴムが作られ本当に主人公が「イレイザーヘッド」となってしまっていた。

終始何とも言えない不思議な映画だったが、序盤の着床を想起させるシーンから予定外の妊娠、それに伴うよく分からないままの半強制的な結婚、育児放棄、母親がいない状態での子供の病に困惑する父親、浮気、嫌気がさしての子殺しはこの映画では独特の雰囲気であったり子供が奇形児ではあったりするものの私たちの身近で起こりうる出来事であり、決して映画の中での話であったり他人事だとは思えない。
ホラーやオカルトと言うよりは、「ある夫婦」を描いたドラマにも思える映画だった。

公開された時は妊婦入場禁止だったという話を以前どこかで聞いたが、いざ観たら無理も無いような…?気もする。
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