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EAST MEETS WESTのTのレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.8
西部劇でサムライが大活躍!
『独立愚連隊』の西部劇版。

『独立愚連隊』では中国を転戦する日本軍を西部劇として描いた岡本喜八監督。それから36年後の95年、満を辞してタイトル通り日本の西部劇を一体化してみせました。

竹中直人力にかなり助けられた感のある、あまり練られてない脚本のように見ました。ラストのアクションも、もう一つビシっと終わらない。

時代の流れ上、仕方ないけれど、これまでの「終」一発で終わるエンディングの切れを見てきたので、エンディングデートの杏里で萎えてしまう。エピローグも長い。

ポスターアートのカッコ良さで想像したよりカッコ良くなりません。

『独立愚連隊 西へ』の現地人との交流も彷彿させられますし、岡本喜八作品を見続けてきた人には、過去作からの感慨もあって面白いと思います。

岡本喜八Amazonプライム・ビデオ公開年順の視聴17本目。

これで2020年10月現在、Amazonプライム・ビデオで見られる岡本喜八作品は全て見終わりました。公開年順に映画監督を追いかけると、単品で見た時よりも深い理解ができ良い体験でした。
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