広瀬すずのアイドル映画とあなどるなかれ。王道の青春部活映画として2010年代を代表するような傑作と言っていいのでは。
シリーズ1作目としては部長である太一の話という結論にはなっているけど、なんと言っても机くんのエピソードはどれも素晴らしい。ベタベタな内容ながら3段階に分けて丁寧に描かれるので、わかっていながらもウッカリ目から汗が出てしまう。
もう1作目は「机くんの話」と言っていい。完結篇の3作目まで重要な役割を果たす脇役を1作目でしっかり作り上げているので、このあと数々の困難があっても彼が仲間にいることで安心感がある。
恋愛エピソードはそこそこに、競技の説明から「勝利のロジック」までちゃんと盛り込んだ、マイナースポーツ映画としてよくできている。
公開当時に見ているのに、つい見返してしまった。