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ダンス・ウィズ・ウルブズのsayuriasamaのレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.9
フロンティアの美しい自然の中、文化の衝突と受容、そして破壊を描いた大河ドラマ

ケビンコスナー祭り続編。今回はアカデミー賞作品のダンスウィズウルブスを観賞しました。

まず第一に上映時間が長い!しかし、言葉の通じないネイティブアメリカンたちと交流するためにはきっと時間がかかることでしょう。トントン拍子にコトが進まないことを表現するにも、尺の長さは必要かもしれません。ただダンバーとスー族の交流のシーンは長さを感じませんでした。 また、私はあまり典型的な西部劇をみたことがないので、ステレオタイプのネイティブアメリカン(要はインディアン)を正確には知らないので、その点が感動が薄くなった理由かもしれません。

異文化と接触することで今までとは何かしらの変化があり、今までと変わりないということはあり得ないと思います。そこをそのままでいるためには相手を破壊しつくすしかない。そんな浅はかさを、大衆に親しまれステレオタイプが完成されている西部劇で表現されていること(史実に近いですが)に意味があるのかもしれません。


今作品もケビンコスナーは「 the正義 」でした。本当にこの人は分かりやすいアメリカの正義を体現していますね。

フロンティアの大自然は美しかったです。そしてたくさんのお馬さん、可愛いかったなあ。白い子、黒い子、ぶち毛の子...
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