Haya

ダンス・ウィズ・ウルブズのHayaのネタバレレビュー・内容・結末

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭で上映していたDance With Wolves(ダンスウィズウルブズ)を見てきました。
 このイベントは特に素晴らしい傑作映画を選び、全国の映画館で1年間にわたって連続上映するものですが、今年で10年を区切りに一旦終わってしまうそうです。僕は最近このイベントのことを知って、これから使っていきたいと思っていただけに残念です。
 作品としてはアメリカが南北で争っていた時代、まだそこに未開拓の土地があったフロンティア時代の話でした。
 南北戦争で英雄となった主人公は、次の戦地をまだ残っているフロンティアの最前線である土地を希望し、そこで出会ったインディアン(スー族)との友好を深めていくと言う内容。
 この時代の白人の残酷さ、今まで住んでいた土地を土足で踏み込まれて、土地だけでなく文化すらも破壊、盗んでいくその様に大きな悲しみを感じたが、それよりも言葉も文化も違い、意思疎通もままらなかったもの同士が、お互いを尊重し、受け入れて友好を育んでいくのにとても感心した。
この物語はフィクションであるが、もしかしたら現実にもこのような友好は生まれてたかもしれません。見知らぬものを受け入れることはいつの時代も難しいことですが、その初めの一歩さえ踏み出せればあとはすぐにその扉は開いていくということだとこの映画から感じました。
 主演のケビンコスナーが大きな焚き火の周りで狼と一緒に戯れ、自分のアイデンティティは白人ではなくスー族にあると確信した時、彼は(The men who) Dance with wolves になったのです。
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