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ダンス・ウィズ・ウルブズのmiyoyoのレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
3.8
未開の大自然をバックに壮大なスケールの物語。先住民スー族と北軍ダンバー中尉が最初はお互い警戒しながらも次第に心を通わせていく。
相手を理解しようと、相手の文化を尊重しようとする気持ちが大事で、先住民の土地を侵略し自然に敬意を払わない白人を痛烈に批判。

この時代の戦というものは剣や弓での接近戦。おびただしい流血に生々しく人を殺している感触がある。
白人は距離をあけながら殺戮できる銃を撃ちまくり(笑いながら動物に銃を向ける兵士がとても愚かに見える)
1900年代になると大砲、空爆、そして今やボタン1つで焦土にしてしまう核兵器、遠く離れた所から大量の殺戮ができる世の中になってしまった。
ボタンを押す人にどれほどの殺人の感触があるんだろう。
たった150年ほどでとんでもない所にきてしまった。ずっーと戦争してる愚かな人間。
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