今までのディズニープリンセスストーリーの概念を変えたという意味で歴史的な作品。まず主人公が黒人の女の子で、白馬の王子様を待っていない。そしてプリンスがかつてない程ろくでなし。
たとえカエルの姿でも愛し合う2人の姿が美しいし、星に恋するホタルの男気が泣ける。
なにより、誰かから与えられるだけの人生よりも、努力して自分の力で夢を叶える主人公の姿こそ、子供たちに見てほしい。
ロケーションがニューオリンズというところも良い。南部の黒人文化を語る上では外せない場所であり、クリオール料理、ブードゥー、湿地帯、ジャズ、全てのニューオリンズの特性を生かしたストーリーになっているのも計算されている。
