「天才じゃなかったらただのダメ親父」
まさにこの映画がそのダメ親父に振り回される家族のお話しで、これって別に天才芸術家の話だからうちとは違う、というわけではなくて、大なり小なりわたしたちの家庭にも起こりうる日常を描いているから、ヤキモキしながらも面白がれるのだと思う。
しかも結構な事件がいくつも起こるのに、ゆったりさりげないタッチで描いているのがノア・バームバックらしいところ。
ベン・スティラーとアダム・サンドラーは一昔前なら2人とも似たような作品のコメディ俳優という印象だったけど、しっかり演技派っぽく見える。とても良かった。
本筋とはあまり関係ないちょい役のアダムドライバー、本当に数分しか出ていないのに純度100%アダムドライバーの可愛い(?)が詰まっていた。