あまりにも辛すぎて、アダム・ドライバー主演じゃなかったら観れたもんじゃない。
内容が内容なので物議を醸しそうな作品だが、とにかく母も父も祖母も、子供を全力でどうにかして守りたかっただけ。
それだけは皆んな同じ気持ちだったということ。
だけど母親がこういう場合は一体どうしたら良かったのだろうか。法律や制度の仕組みギリギリのところをお互いすり抜けてなんとか息子を守ろうとしていた。
そういう具体的な描写があったのは説得力があって良かったが、それ以上に主演俳優2人の生々しい演技が素晴らしく、映画作品として成り立つのを保っていた。
良作ではあるが、本当にアダムドライバーがいなかったらただただキツイ映画ではある。