ぬーこ

最後の猿の惑星のぬーこのレビュー・感想・評価

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)
3.1

猿の惑星シリーズ5作目。シリーズ完結版。

人間が猿にノーと言ってはいけない
禁句について、とても過敏。人権が侵害された時と同じ。

つまらなかったけど、ラストだけは良かった。人間の潜む保管所に行って、両親の予言(地球の滅亡、人間の衰退)を聞く、それを受けて未来は様々な方向に向かって伸びていると説くオラウータン。そして、人間との戦争。だが猿の村に住む良い人間たちと共存を選ぶことにする。つまり1.2と違う世界線を歩むことになる。

このシリーズでゴリラはずっとバカに描かれているよなあ。これもある意味ゴリラ差別なのでは?と思ったりする。

猿の惑星シリーズで人種差別的だなと思ったのは、1で猿たちに狩られる野暮な人間たちはほとんどアジア人の風貌をしていて、そこに目の青いと形容される白人の宇宙飛行士が合流する。その後、3以降はアメリカにタイムスリップするから白人がメインになる。技術を持った時代の人間は白人なのに言葉の喋れない野蛮な人間描く時はアジア人って、古い作品だと思った。

都市の地下に潜伏する人間を放射能を浴びた異常者と言い張るシーザー。異常者であるという大義名分を得て、人間の平和に暮らすという誓いは反故される。だがそれは一周回ってシーザーの人間への愛だった。

クライマックスの猿たちの騙し打ちはウケた。シーザー殺されるのかと思った

最後、猿は猿殺さないって言ってた人がやっちゃってるげど

2021.62
ぬーこ

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