KANA

ウィンターズ・ボーンのKANAのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.9
アメリカの白人貧困層の閉鎖社会をあえて直視する作品。舞台は中西部ミズーリの人里離れた山岳の地域。終始冷たく、重く、閉塞感が漂う。映画としてはこのイギリスの単館系っぽい雰囲気が魅力的だとも感じた。何よりも弱冠17才のリーの必死に家族を守ろうとするタフな姿に心打たれる。ソニーもアシュリーも可愛くてたまらないだけにいじらしくて…。エンターテイメントで伝えられる華やかさだけがアメリカではないと改めて思い知らされる。
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