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穴のucandoitのレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
5.0
人間は欠乏と不便があるからクリエーティブになれるのだと改めて実感しました。
ハンマーの音が十分音楽に取って代わります。
歯ブラシの鏡に最後に映ったのは...
文句なしの名作だと思います。
名監督ジャック・ベッケルの遺作。

実際の脱獄事件を小説にしたものを映画化。
更に原作者と出演者の一人が実際の脱獄犯という超リアルな脱獄劇。
細かい作業を克明に追って行く様子はまるでドキュメンタリーか脱獄マニュアルのようなリアリズムです。
しかし、しっかりドラマが用意されていました。
素晴らしい。
僕らが高校の頃人気女優だったカトリーヌ・スパークが少しだけど出演してます。彼女のデビュー作とか。今年の4月に77歳で亡くなったんですね。RIP
5人とも個性的で良い演技だと思いました。
ジェオ役のミシェル・コンスタンタンもとても良いです。「イングローリアス」の原型「地獄のバスターズ」観なくちゃ。
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