ゆうめし

ある愛の風景のゆうめしのレビュー・感想・評価

ある愛の風景(2004年製作の映画)
5.0
DVDで。

久しぶりに観たくなって再見。
ちなみにこの映画でスサンネ・ビア監督を覚えました。

良い息子で良い兄で良い夫で良い父親の軍人のミハエル。
銀行強盗で服役してた前科持ちの弟のヤニック。

戦地で死んだと思った兄が帰ってきたら別人のようになってしまった。
その原因は敵に拉致され監禁、そして同じ捕虜の仲間を殺さないと自分も殺されると脅されたから。ミハエルは家族に会いたいため鉄パイプで命令に従ってしまった。そこからPTSDになって、妻と弟の仲を疑い、子供たちに理不尽な八つ当たりを起こすようになる。

見てるこっちはミハエルがおかしくなった原因が分かるから彼の異常な行動を受け止められるのだけど、妻のサラや子供たち、ヤニックはそれがわからないから余計に辛いね。もうね、しんどさの連鎖よ。ビア監督はしんどさの連鎖を描くのが上手いので好き。

ミハエル役のウルリク・トムセン、ヤニック役のニコライ・リー・カースは他のビア監督の作品に出ている常連な人たち。だからどこかで見たことある人だってわかった。(ニコライ・リー・カースは特捜部Qで顔と名前を覚えたので知っていた)
サラ役の人もどこかでみたことあるなって調べたら『ワンダー・ウーマン』の女王の人だった。ダイアナのママ。
コニー・ニールセンってデンマーク出身だけどデンマーク映画はこの映画が初めてなんだって(wiki参照)
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