ある愛の風景の作品情報・感想・評価

「ある愛の風景」に投稿された感想・評価

ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.8
ハリウッド版リメイクの「マイ・ブラザー」を先に見たんだけど、こっちの方がゴツゴツした手触りでもっとリアル。トビーマグワイアの演技は勿論すごかったけれど、やっぱりどうしても映画的過ぎるんだよね。こちらの方がダイレクトに胸にくる。誰も悪くないことがこんなにたちが悪いってのがね、ほんとどうしようもないよね。自分の夫が、と思うと本当に怖いわ。
52hz

52hzの感想・評価

4.5
スサンネ・ビア監督作。この人の撮る作品は、いつも心を波立たせてくる。

優秀な軍人で、2人の娘を持つよく出来た兄、ミカエル。
銀行強盗をしてムショ帰り、〝ろくでなし〟な弟、ヤニック。
弟いわく〝退屈な中流夫人〟だった兄の妻、サラ。

派兵先で捕虜となったミカエル。
サラ達の元へ届いた訃報。
そして一度は戦死とされた彼の帰還。
全て元どおりになったようで、全てが変わっていた。

取り返しのつかない罪を犯してまで帰りたかった、家族のもと。
しかし、派兵前とは別人のような態度をとるミカエルに子供達は怯え、彼が〝死んで〟いた間に支えてくれたヤニックに懐く。
何があったのか話して欲しいと言うサラをミカエルは拒み、ヤニックとの仲を疑う。

これは…辛い。
三者三様、誰が悪いわけでもなく、仕方がなかった。そうするしかなかった結果。

ヤニックは明らかにサラに惹かれており、サラもおそらく憎からず想っていそうで、その辺りも切ない。

デンマークの作品だが、「マイ・ブラザー」という題でハリウッドリメイクされている。
ハリウッド版は別監督、キャストはトビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンだった。
あちらも良かったが、このオリジナル版の方が雰囲気があって好き。
この映画も安定のスサンネビアでした。物語全体として焦点がぼやけている感じがしたので、一つ一つをもっと掘り下げて欲しかった
himaco

himacoの感想・評価

4.0
『未来を生きる君たちへ』でスサンネ・ビアに惹かれて。
光と影の使い方、ぼんやりした映像、目や口元のアップから伝わってくる心情、どれも好み。

邦題では気づかなかったけど実はこれ、2009年にトビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンの豪華キャストでリメイクされた『マイ・ブラザー』の基になった作品だった。

帰還兵とその家族の苦悩。
仲間を失い本来の自分までも失ったミカエル。愛する夫を失った妻、父を失った娘たち、誇りにしていた息子を失った両親、唯一の理解者である兄を失った弟。

長女ナタリヤをはじめ、とにかくキャスト全ての演技が素晴らしい。
Bom

Bomの感想・評価

3.4
スサンネビア監督とアナストマスイェンセンのタッグね。大きな題材を細かく深くじわじわ突いてくる感じがたまらんですね。吐気がするくらい考えさせられます。

2018年初観作品185本目
海月

海月の感想・評価

3.9
人の命を犠牲にしてまで手にしたかった家族たちとの再会。
あまりにも平和でいとおしい家族の存在に、罪をおかしたという意識が離れずなや見続ける夫が孤独で孤独で、とてもつらかった。

最後のシーンは唯一少しだけ救い。それでも戦争という現場にいた人の心の傷に思い至れる事はないのだろうと、やるせない気持ちになりました…
誰も悪くなかった。
悪いものがあるとすればそれは戦争。むかつく。
ただただ悲しい。
でもラスト、やっと妻に打ち明けられたシーンは微かな希望やと思った。
アフター・ウエディングも観たけどこの監督好きかもしれん、他の作品も気になる。
「取り返しのつかない罪を犯した、お前の傍にいるためにな!」と叫ぶ夫ミカエル
ラスト 刑務所にいるミカエルに面会に行くサラ、ここに再び新しい生を生きなおす希望を見せて物語は終わる

サラ役のコニー・ニールセン美しかった
Aki

Akiの感想・評価

3.6
またまたスサンネビア監督の作品です。同監督の「未来へ生きる君たちへ」はベストムービー登録しているほど大好きな映画です。
さてさて本作
スサンネ監督の特徴は暗い!重い!悲しい!けど最後は前向き、希望を添える事が多いですね、ある意味でどん底から上がる作品の多いアランパーカー監督と似てるかもしれない、アランパーカーは明るい映画を作りますがスサンネ監督の場合は現代社会の問題を入れるからめちゃくちゃ重い‥本作なら戦争、PTSDでしょうか。
さと

さとの感想・評価

4.0
人の見たくないくらい暗い部分とそれを助ける愛の部分が上手く描かれていたと思う。

この監督の映画はまるで自分がそこにいるみたいな感覚になるほど感情豊かに描かれていて、脇役の人や子役も全員演技がリアル。
セリフが少なめでも物語にすごい入り込める、泣ける作品が多い。

終わり方も独特でよかった。
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