ナインスゲートのそうねだいたいねのレビュー・感想・評価

これぞオカルトホラーって感じでマジで変な映画。主人公自身はいわくつきの悪魔本なんて正直どうでもよくて謎を解明する動機がお金の為ってのが良かった。次第にその本に魅了されていくわけだが。人間の野心が持つ破壊力とそれを超越する神秘的な力の差。人知を超えた超越的な力への到達は自己破壊を意味するってことでいいですか。要するにバベルの塔の話よね。みんな「貴重な本だ」とか言う割には、無造作にパラパラページをめくったり本を前にタバコを吸ったりするから大丈夫かよと心配しながら見守ってました。