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ジャイアンツのKのネタバレレビュー・内容・結末

ジャイアンツ(1956年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤は東部のヴァージニアはとても緑が綺麗で音楽も雰囲気にあって綺麗な印象。
そこでレズリーと出会い。恋に落ち結婚。
西部のテキサスへ行くがテキサス人は使用人を奴隷のように扱ったり当たり前に差別をする文化やとても暑い環境に陥るも人には優しくしたいと言うレズリーは私は私よと自分を貫く。
そんな姿にリンクは惚れる。そして後に石油を掘り当てお金や名声を掴む。
それからレズリーとビッグに子供ができ息子はメキシコ人と結婚する。
終盤では差別を受けるのをビッグが見てやめろと殴り合い負ける。
テーマの1つであろう人種差別は最後メキシコ人の為に初めて戦ったがそれまではビッグも差別をしており頑固な性格なビッグを変えたのは時が流れ親になったこともあるだろうが自分を貫く強さ、偏見なく接する優しさのあるレズリーがいてこそだと思う。そのレズリーは故郷から離れなれない環境での辛さと戦いながら生きててその正義感のある強い瞳は惹かれるものがあった。
そしてリンクは成功し金持ちになったが欲しいものは手に入れれず心が満たされなく酒に呑まれてしまう。ここでも人間の心を描いていて辛さ、喜び、幸せなど見ていて凄く響く作品だと思う。
終盤で殴り合い負けた時サービス拒否の権利があると投げたのを見てビッグの本気さに掲げてたものを投げつけこれからは受け入れてやるという変化に思えた。この店の方針はこうだとも受け取れるが前者の方が勝つことに意味があるわけでなく戦ったことに意味があるものに見えて素敵だと思う。
そこからのラストにレズリーからベネディクト家は初めて真の成功を知ったと言われ肌の色の違う2人の孫がアップで映され差別のないいい未来が待ってることを暗示させこの映画の強いメッセージ性が込められてると思う
K

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