ジャイアンツの作品情報・感想・評価

「ジャイアンツ」に投稿された感想・評価

だんご

だんごの感想・評価

3.6
東部の人間に対する偏見。
メキシコ人に対する差別。
雇用者に対する闘志。

人それぞれ、ジャイアンツと闘うジャイアンツ。
ガチガチ保守のテキサスを舞台に、白人によるメキシコ人差別にがっつり斬り込んだ意欲作!

テキサスで広大な牧場を営む夫婦の半生。妻レズリーは、リベラル風土な東部出身で、誰にでも分け隔てなくオープンマインド。一方、夫ジョーダンは、生まれも育ちもテキサスで、保守的な偏見思考の持ち主。そこに、レズリーに憧れる貧しい青年ジェットが絡んでくる。

ラスト近く、白人の赤ちゃんと、メキシコ人の血をひく赤ちゃん、2人の姿に、レズリーとジョーダンは未来の希望を託すわけですが…。今作から60年後、差別発言を繰り返しメキシコ国境に壁を作ると公言する人物が、次期アメリカ大統領に選ばれるとはね…。

映画は差別の話だけではなく、広大な牧場と牛の群れは壮観だし、山あり谷ありな夫婦の日々、石油王となったジェットの手にしたものと、どうしても手に入らなかったもの、など見応えたっぷりの大河ドラマ。
201分という長さは、全く気にならなかった。

エリザベス・テイラーが美しく、ロック・ハドソンもステキ!
これが遺作となったジェームス・ディーンが、老け役にも挑戦していて、あ〜もっといろいろ見たかったな〜〜って思ってしまう。ディーンのアドリブとも言われるあのぶっ倒れるシーンが、彼の行く末に重なってしまう…
理由なき反抗に続いてサル・ミネオとデニス・ホッパーも。ディーンが生きてたら、この3人で映画撮ったりしたのかもなぁ。
Aka

Akaの感想・評価

3.7
テキサスのある夫婦の大河ドラマ。約3時間で時代と人の栄枯盛衰をしみじみ味わえた。全然長く感じなかった。むしろ展開が早くて、例えば恋に落ちるシーンなんかは眼差しひとつ。無駄がなくて、すごく良い(笑)。対して心境の変化やその人物の軸のところ、抱えた悲哀の大きさなどは丁寧に描かれていて分かりやすい。また、これを見れば誰しもが、人を差別することの愚かさに素直に気づける。
夫婦って良いな。

ジェームス・ディーンの遺作らしいが「エデンの東」を観たことがないのもあって彼についてそんなに感想はない…。でも1人で家建てた頃の彼…等間隔に花を生けて飾ってたのチャーミングすぎ…(きゅん)
にしてももっといいタイトルなかったのかなーGIANTってピンと来ない。
この時代に人種差別や女性差別について描写しているのはすごい。
監督のG.スティーブンスは、E.テイラーを迎えて米国北部出身の上流階級の娘に仕立てて、南部テキサスの大牧場の跡取り息子と結婚することで、当時まだ排他的であったが、徐々に時代と共に変遷していく南部魂の崩壊を彼女を通して語らせようとした。

もともとテキサスは先住民であるメキシコの領土であったものを、強引に略奪したわけで、なおかつ先住民を追い払い、差別待遇することに北部の血気盛んなE.テイラーが、がむしゃらに抗議し、抵抗していく様が描かれている。

一方、成り上がり者のJ.ディーン扮する後の石油王は、そんなE.テイラーに
強い愛情を示すが受け入れられず、それが最後まで物語の伏線となって観客を魅了する。彼の俳優としての独特な雰囲気は、エデンの東でも実証済みで
好きな女性の前では素直な自分をさらけ出せるナイーブさが身上である。

R.ハドソンが車で立ち寄った店で起こした店主との喧嘩は、この物語の結末を意味したもので、それを見たE.テイラーが優しく、最高に素敵だったわ、と彼をいたわったが、この半世紀にもわたる物語の終焉を見た感じがした。
maro

maroの感想・評価

3.5
長くて疲れたけどみてよかった。テキサスの牧場に嫁いだエリザベス・テーラーの一代記。最後のメキシコ料理店でのシーンは最高かと。長い時間が報われた感じです。
ジェームズ・ディーンの遺作ということで鑑賞。主役ではなく、元使用人で、その後は石油を掘り当てて大金持ちになった役でした。エリザベス・テーラーの映画は、初鑑賞。

一度は見てみたい作品だけど、いざ見たら感想に悩む…。ラストにポツンと、刺激的な(?)映像を残されて放置されたような…。
このカットに、当時のアメリカの人々はどう感じたのだろう。

内容は、テーマとメッセージ性が良。ストリートのメリハリが中。映像も中だけど、印象的なシーンは多い。

3時間越えの大河ドラマ。大地主ベネディクト一家の半生を中心に、テキサス人の生き方、人種差別などを盛り込んで描く。
らて

らての感想・評価

4.3
射殺される前の馬の目が忘れられない。

使用人に対する接し方に違和感を感じたリズ、テキサスの慣習には従うようで従わず、自分を失わない。


少年が葬式の時にあくびをしているシーンも印象に残った

終盤は特にそれぞれの人生が面白い

ジョーディかっこいい

男の意地に挟まれる女の気持ちやいかに

ベネディクトの変化が面白い、最後のシーンは、深刻な話だろうに音楽のせいか、なんとなく笑ってしまうものがある

最後がいい
ベネディクトも偉いが、(偉いは言葉が違うが)それを本心から褒められると嬉しいだろうなー
時代が最初よくわからず中盤か終盤で真珠湾攻撃のニュースが流れその前後の話と気づく。
長い割にテンポよく時代が移り変わって人も土地も変わっていくので飽きはせずみれる。
正直私好みの美男美女がいなかったのが1番残念…レズリーの眉毛が気になり過ぎた。老けメイク?の方がキレイに見えた。
Yukie

Yukieの感想・評価

4.5
『この店はお客を選ぶ権利がある』



<自分たちには〜する権利がある>


差別をする人たちの常套句
そんな薄っぺらい正当化じゃあ
あなたの偏見は隠せません

最後の5分から急に深かった
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