つかれぐま

バットマン リターンズのつかれぐまのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
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<主役はペンギン🐧>

バットマン映画史上、最もバットマンの影が薄い。ペンギン🐧とキャットウーマン🐱という二人のヴィランへの感情移入を促す怪作。

特にペンギンのキャラクター作りの凝り方は半端なく、下水道のアジト、水陸両用のアヒルカー、本物?のペンギン軍団と徹底した世界観作り。尺もお金も、明らかにバットマンよりもペンギンに割いている。

ティム・バートンの自己投影?にも見えるペンギンの活躍と、その荘厳な死を持って満足したのだろう。彼のバットマンは実質これ(2本目)で終わる。以降は製作に回り監督はしていない。ノーランも2本目のジョーカーで燃え尽き、3本目は消化試合(私見)だったのを思い出す。