つかれぐまさんの映画レビュー・感想・評価

つかれぐま

つかれぐま

長文になりがちですが、読んでいただければ嬉しいです
アトロク(タマフル)ヘビーリスナー
スコアは5から2くらいまで割とメリハリつけます。

年間ベスト候補メモ↓
エンドゲーム・クリード炎の宿敵・グリーンブック・ブラッククランズマン・バーニング・スパイダーバース・女王陛下のお気に入り・トイストーリー4・ワンスアポンアタイム〜以上9本

映画(131)
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アス(2019年製作の映画)

3.0

9/9_TOHO新宿#5

「ただのホラーではない」

↑これだけでは本作の本質を表すには不十分だ。
ホラー映画の形式を「表面的に借りている」痛烈な社会風刺劇。

「ハンズアクロスアメリカ」を富裕層の
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

9/1_大泉#1

それが俺のやり方

「シャロンテート事件を予習しておけ」
TLに流れる半端ない量のつぶやき。この言葉の本当の意味が分かった瞬間のカタルシスが凄かった。映画好きの連帯感に感謝!

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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.0

8/26_大泉#3

これはエルトンのため?

キングスマンでエグジーとエルトンの共闘を楽しんだ私。本作をとても楽しみにしていたが、ピークは「サタデーナイト」でアガるところまで。あとはひたすら落ちるの
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

8/21 テアトル新宿

「甘さ」がもたらす悲喜劇

なにかと他者に厳しい現代社会において、市子の「他者への甘さ」は希少だ。もうそれだけで疲れた人を引き付ける魅力があり、介護士という職業は天職だったの
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

8/8_大泉#7

巨艦大和の強烈な残像

これまでの山崎作品への不満は、その立派なVFXが肝心の主題と噛み合わず浮いてしまい、逆に主題がぼやけてしまうという負の連鎖にあった。典型的な例が「永遠の0」
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

8.1_大泉#1

世界とセカイの共存

いきなり比較論で始めてしまうが、君の名は。よりも物語に入り込めて断然楽しめた。余韻もよかった。その理由は、

①(前作の二人に比べて)帆高と陽菜はこの「世界」
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マネーボール(2011年製作の映画)

5.0

11/12/1 (公開時鑑賞)

人は野球に夢を見る

面白いが経済本のようだった原作が、ここまで深いドラマになるとは驚いた。データだけを頼りに「弱者の戦略」で勝利を目指すGMビリービーンとその相棒ポ
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

7/15 TOHO新宿#12

郁男、香取慎吾、石巻。

それぞれが再生を歩む話。この3つが噛み合って(1つはメタな要素だが)不思議な余韻を残す。凡百の震災復興モノとは一線を画す完成度。

「逃げ続け
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

5.0

7/13 大泉#4(吹替)

我々の友人であり息子

前作の結末を「緻密に作られた完璧な輪廻」とすれば、本作は「その輪廻からの解放」か。先に結論を書けば、どちらも傑作だ。

前作で子離れしたはずのウッ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

13/8/1 府中(公開時鑑賞)

こういう感動もある

宮崎駿作品には、カリオストロやトトロのように、TV放送やソフト化で後年になって評価を上げるものが多い。しかしながら本作は、公開から6年が経過し
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

12/1/14_府中(公開時鑑賞)

チーム ”ハント” 始動

意見が分かれるところだろうが、私はこれがシリーズ最高傑作だと思う。アクションは特盛、ガジェットも楽しいけれど、一番好きな要素は「チーム
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

5.0

10/8/14 府中(公開時鑑賞)

あばよ、相棒。

過去2作に通底していたテーマは、何があってもアンディのオモチャとしての役割を全うする「今&ここ」の肯定だった。逆な言い方をすれば「オモチャと子供
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127時間(2010年製作の映画)

3.0

11/6/xx 府中(公開時鑑賞)

「動」の監督の「静」の映画

躍動する疾走感が魅力だった「スラムドックミリオネア」のダニーボイルが次に撮った作品。今回は一転して、岩に挟まった127時間という文字
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

16/5/1 大泉(公開時鑑賞)

復讐の手前にあったもの

撮影のエマヌエル・ルベツキは、本作で3年連続!のアカデミー撮影賞を受賞した「神の域」のカメラマンだ。まるでモネの絵画のように光の描写がとに
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

7/1 大泉#2字幕

このデザートは甘くない

「エンドゲーム」で陶酔状態の我々を現実に引き戻す、フェイズ3のクローザー。デザートというよりもしっかり苦いブラックコーヒーか。

「ホームカミング」で
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

17/8/14(公開時鑑賞)

「今&ここ」のヒーロー

MCUには珍しい、いわゆる市井の人々の話。他作品には殆ど登場しない彼らを話の中心において、シリーズトータルでバランスを取る。例によってMCUの
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

6/27@としまえん#7

"ぶっさん" is back?

傑作とは言い難いが、応援したくなったので★1つおまけ。アクションシーンでの位置関係の分かりにくさ等、気になる点がなくはないが、貴重な国産ア
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

16/9/1 大泉(公開時鑑賞)

半世紀後の上書き

2004年以降日本では休止状態、その間ハリウッド産が作られていたゴジラ。本作はそうした流れとは真逆の、極めて日本的な方向に振りきって(海外展開な
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

6/17 イオン板橋#3

「千と千尋」の換骨奪胎

前田敦子のか細い手足とやる気のない目を見て「千尋」を思い出し、葉子が(元AKBセンター前田敦子の)名前を奪われた「千」に見えた。

広大なウズベキ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.0

6/11大泉#5

中学生の背伸び

生命が輝く夏の海。それを「どうかしてる」レベルの画力で書き込む。夏休みの中学生の有り余る体力のような作品の力の前に、ねじ伏せられた感覚だ。

原作未読でアニメ弱者
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

5.0

19/6/5@新文芸座

「人生は悪くない」

「ロッキー」の1作目は、孤独を抱えた登場人物たちが寄り添って懸命に生きていく話で、エンタメ性を加味したその後のシリーズ作品とは毛色の異なる静かな秀作だっ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

2.0

5/31_大泉#1字幕

ゴジラ、無残。

テンポ良く、個々の絵面も悪くはないのだが、映画として単調なのが致命的。怪獣暴れる→人間茫然→誰かしらが「説明」始める。
基本このパターンが繰り返される。この
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

3.0

14/8/1(公開時鑑賞)

ゴジラ、アメリカ上陸

怪獣映画としては十分堪能。
ハワイ上陸、サンフランシスコ上空からの降下、MUTOへのトドメの一閃、これら海空陸3つのシークエンスの出来が特に素晴ら
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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5/12_TOHO新宿#6

「この船じゃ小さすぎる」

本作鑑賞にテレビじゃ小さすぎる。今回も「午前10時」に感謝。

西洋絵画の黄金期「印象派」は、カメラ技術が発明される直前だった。それ以降写実
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

4/26字幕版@大泉#2

カッコ良過ぎだよ、社長。

アメコミ、いや広くヒーロー映画で初めて泣いた。少し冷静にと思って臨んだ二回目、結果はより盛大に泣いた。映画鑑賞を超えた映画「体験」だった。

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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.0

4/23 大泉#8

艦長無双

とてもテンポ良く進むので上映時間が短く感じたが、それだけ物足りなさも残ったかな。80年代によく見た米vsソ戦争アクションのようで懐かしい。やはりこういう国家レベルでの
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E.T.(1982年製作の映画)

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4/20_TOHO新宿#6

エリオットの決意

スピルバーグは本作のテーマを、彼自身が経験した「両親の離婚」であり、SFは表面的な要素にすぎないと語っているそうだ。エリオットがそれを乗り越えて大人に
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

4/6_TOHO新宿#11

スパイクリーの自省

本作の入口は「国民の創生」がKKKを再興させてしまった過去。出口がそのKKKにも支持されるアメリカファーストなあの人。

映画界がどれだけ彼を罵倒し
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バンブルビー(2018年製作の映画)

2.0

4/1_大泉#7

本作お好きな方は読まないでください。

異星のロボット達が、何故にまるで地球人と同じメンタリティーを持っているかのように動くのか。結局これを最後まで受け入れられず、バンブルビーの「
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.0

3/20 大泉#1

そう来たか・・。

「エンドゲーム」公開直前のこのタイミングで、アベンジャーズ計画の萌芽を描き、これまでの伏線を逆回収する。このセンスの良さにはMCU弱者の私も脱帽。旧作を見直し
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.0

3/19_TOHO新宿#12

アナケンなめんなよ!

ダサ恰好よく意外にも良い後味、最高なB級映画万歳!「ゴーンガール」を思い出す方が多い中、私は「パルプフィクション」にも似た一流のB級映画の矜持を
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

3/13 大泉#2

巨匠の懺悔。

これほど私的な作品でありながら、エンタメとして完璧に成立しているのが凄い。もはや名人芸の域だ。

この作品を私的だなと思ったのは、単にアールにイーストウッド自身を
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

3/11 大泉#4

観る人を幸せにする良作

ユーモアはあるがマナーはないトニー、マナーはあるがユーモアのないドク。この二人の旅がとても見やすくて、館内は幸せな笑い声に溢れていた。人生には旅が必要
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

3/1_としまえんIMAX3D字幕

COOLなポップアートの洪水

コミックの新刊を寝ころんで読む至福の時間。じっくり読みたいが、先が知りたくてページをめくるスピードがつい速くなるワクワク感。誰もが
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

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3/5_TOHO新宿#12
これは公開当時に見てこその作品。尺も長く40年経過した今には少し厳しいかと。スピルバーグの近作「ペンタゴンペーパーズ」は、作品そのものが本作へのオマージュ。現代の鑑賞仕様に
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

5.0

3/4_TOHO新宿#8

美女の醜い争いは蜜の味

こんなにエンタメ要素たっぷりとは思わなかった。エモくて分かりやすいが、キューブリック風味のブラックコメディ。

「悪趣味」にギリギリなりそうでなら
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