超空間コベ

処女の超空間コベのレビュー・感想・評価

処女(2001年製作の映画)
4.0
互いを表裏一体の存在、かつ最も疎ましい存在と感じながら、抱擁し合って生きている、二歳違いの思春期姉妹。

一方に対する否定は即ち自己嫌悪へと直結し、その応酬を繰り返す傍らで何かを求め続けるが、どこの世界でも同様に、やはり身勝手な大人に振り回されるのであった。


…そんな鬱屈とした空気が、ラスト数分で一変!
ここまで紡がれてきた、何もかも全てが吹っ飛ばされるのだ…!!☆

…いや、全てが無に帰すというワケではないかな。
考え様によっては、あれほど完璧な結末はない。
フランス映画、バンザイ!!(笑)
超空間コベ

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