ジャケ写をBOX版から単品に変更頂きありがとう
ございました。
マックス・オフュルス監督開拓。
【扉の陰の秘密】のジョーン・ベネット主演
【◯◯・サスペンス】。
一般的主婦ルシア(ジョーン・ベネット)は、娘の ある事件 を庇うため、無謀な行動をする。
ドネリー(ジェームズ・メイソン)は、事件をネタにルシアをゆするが…。
兎に角、流麗カメラワークの鬼、あまりに【完璧な
構図】過ぎて、字幕よりカメラワークを追って
しまうほど見事だ、、。
夜のシークエンスの照明、明暗、陰影も絶品。
脚本に無駄は無い、ドネリーのルシアに対する
心情が観る者に伝わるし、対するルシアの気持ちも
伝わるからこそ観客は、2人の動向が気になるのだ。
旦那の居ない間、家族を守り、家庭の遣り繰りも
しなければいけないルシアのヘビースモーカーぷり
からも、女(母)は、相当なストレスなんだろうと
伝わってくるのだ。
ジョーンは相変わらず美しい。
(ま、美人でないと成り立たない話だが。)
ジェームズは、本来のキャラ的にはミスマッチなの
だが、、こうなるなら、彼のキャスティングも
納得しようか。
◯◯に持ってゆく、こういう終焉は、邦洋に限らず
あるのだが、自分的には、絶対にイヤ。
ラストのルシアの心情は、、良く分からない。
クラシック作品の締めは、余韻に浸る時間無し。