Hiromasa

オーディションのHiromasaのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.5
日本的リアリティそのものが、常につきまとう不快感の源泉として表象されている。そんな作り手の嫌悪感は、最終的にグロ描写として噴出する。監督は違うが、この映画は、非常に村上龍的なテーマが表現されている。グロ描写を直視することで「個」として屹立できるという思想。あと、機械仕掛けの人形が不気味なものとして立ち現れるホフマン的要素もある。ずだ袋が跳ね上がるシーンは秀逸。
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