Hiromasaさんの映画レビュー・感想・評価

Hiromasa

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恋する。/愛欲みだれ妻(1999年製作の映画)

3.0

映画のカラオケのシーンというのは音楽を流さなくても成立することがわかった。あと、最後いい話風のラストだが、勝手に殺して勝手に生き返らせてるだけじゃんと言いたくなる。愛嬌のある作品だった。

オカルト(2008年製作の映画)

3.0

山登りのところとか音楽も含めて良い。面白かったが、うさんくささの魅力も単なるネタとして終わってしまうがっかり感があった。もう少し真顔で押し通すべきでは。それこそ無い物ねだりと言うべきかもしれないが…。

ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984年製作の映画)

4.5

とにかく物語の推進力が強すぎて笑ってしまうレベル。肝心の宝はどんなもんかと思ったらあまりにもちゃっちかった。最高。強力な因果律さえあればどんなあり得ないことも簡単に受け入れられることがわかる。

痴人の愛(1967年製作の映画)

3.5

役者が一枚上手だという言い方があるが、この映画については男と女のどっちが上手なのかよくわからなくて面白かった。谷崎の小説がだいたいそういうものだが。俺も過去の自分を決して反省したりせず今の状態をだらだ>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

周りで実写版キモくて無理と言っている人が何人かいたが、ふつうにすごくかわいいと思う。こんなにわくわくしたのは久々だった。敵が何をしたかったのか意味不明すぎた。

最初の人間(2011年製作の映画)

4.0

よく、カミュにとって幼少期に見たアルジェリアの太陽と海の影響が大きいという話を聞くが、この映画はとにかくライティングが良い。

団地妻 隣りのあえぎ(2001年製作の映画)

4.0

よく「茶番劇」という悪口があって、その意味はよくわからないのだが、たとえ茶番だとしてもやってるうちに何かが変わっていくのだからいいんじゃないかと思う。温泉旅行とかダンスとかどこかで見たイメージをなんと>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

トムハンクスの僕かわいい的なナルシシズムがうざいという気持ちはわかるが、そこを含めてとにかく良い。割と無責任に、見る人が勝手に自分の見たいものを投影できるように作ってる感があるのは問題かもしれないが、>>続きを読む

六本木令嬢 ふ・し・だ・ら(1987年製作の映画)

3.5

印象論になるが、被写体を徹底して突き放している印象のある映画。テキトーに演技つけてる感がすごい。わかり合えないという諦念が根本にあるからこそ状況さえ揃えば簡単に「真実の愛」に辿り着けてしまう。『ふたり>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

1.5

「未来のために人を殺してはいけない」と言うメッセージは良いが、全体的にただの辻褄合わせ感が否めない作品。「1」のときも思ったけど追いかけっこが死ぬほどつまらなくないですか? 金かかってそうだなくらいの>>続きを読む

ねじ式(1998年製作の映画)

1.5

ほとんど共感できないノスタルジーに満ちた作品だった。唯一、浅野忠信が浜辺で猫と戯れて「冷たくていい気持ちだ」という場面は最高だったが、すぐあとに海から「ねじ式」の男が出てくるのは興ざめというものではな>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

誕生日プレゼントにオニールの戯曲集をプレゼントしてて、最悪すぎて笑ってしまった。この作品はさほどハマらなかったが、ウディアレンはいつも演技をテーマにしたこういう作品を撮ってるんだろうか。もしそうなら他>>続きを読む

赤い犯行 夢の後始末(1997年製作の映画)

3.0

キャスティングがすばらしい。映画に人生を捧げる男を、なぜまったく映画好きではなさそうな町田康が演じているのか。「小津とか溝口に近づけるかな…」なんて町田が言うわけないので笑ってしまうが、そもそもこの映>>続きを読む

つむぎ(2004年製作の映画)

3.0

思ったことを素直に口にしちゃう系女子(しかも「にゃーん」とか言う)を演じる蒼井そらを見てるとなぜか胸が苦しくなる映画。なかったことにしたいものを目の前に突きつけられる感がありますね。

白く濡れた夏(1979年製作の映画)

3.0

みなさん言っておられるようにこの映画の池波志乃はすばらしいです。彼女のアクションには心理的な動機づけがないが別のレベルでの一貫性はある。池波志乃は「罪を償っても死んだ人は返ってこない」という真理を説い>>続きを読む

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)

4.5

大岡昇平の『少年』によると、大岡は青山中学に通っていた頃キリスト教の信仰に目覚め、その後信仰はあきらめたはずなのに大人になってから『聖衣』や『汚れなき悪戯』の祈りの場面を見るとどうしても泣いてしまうと>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.5

わりとセンチメンタルなオルゴールの音を壮大な合唱付きの音楽がジャンジャンかき消して強引に前進していく感じで好きだった。というか、重要シーンは音楽で盛り上げればいいという発想が良い。今回は脇役に徹して気>>続きを読む

マリッジリング(2007年製作の映画)

2.5

一つ一つのカットの短さと、前のカットを時々妙にこだわるかのように反復する感じのちぐはぐさが、主人公のキャラにマッチしてる気がした。不思議な映画だった。

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.5

傑作『散歩する侵略者』の二番煎じ感はあるがやっぱり面白い。まず東出の登場シーンが怖い。フレームに対して東出がデカすぎる。
あと、高橋洋の『恐怖』にもあった、白い光そのものが怖いというテーマが出てくる。
>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

5.0

映画の中にはしばしばはっとするほど美しい瞬間があるが、その美しさというのは、たとえば猫にエサをやるためにかがみ込む女の足元にカメラを向けることで撮れる(あるいは映画の本を積み上げた映像に受話器から流れ>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

何も起こらない間の時間がしっかり取ってあるのに好感を持った。

ビタースイート Bitter Sweet(2004年製作の映画)

3.5

永遠に終わらない話なんだけど映画なのでとりあえず50分で終わらせました、という感じでクール。

Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

4.0

ピナの踊りもすばらしいが、それを真面目に見つめるヴェンダースがいい人であることが伝わってくる作品。踊りとは無関係に運動し続けるモノレールが画面の左から現れるところとか良かった。全篇を通して反復される、>>続きを読む

魔人ドラキュラ(1931年製作の映画)

4.5

一瞬たりとも目を離せない緊張感に満ちた映画(さすがに昼間の場面は弛緩しているが、そうでもないとこちらがもたない)。トーキー初期の『魔人ドラキュラ』の中の無音の時間には、無数の予感をはらんだ本当に豊かな>>続きを読む

ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

2.5

正直キモい人たちだな以上の感想が持てずに見ていたが、最後まで見ると意外といい作品だと思った。これは、気持ち悪い奴が気持ち悪くなくなる話ではなく、気持ち悪い人間であるからこそ良いダンスを踊ることができた>>続きを読む

手錠 ロスト・ヴァージン やみつき援助交際(2002年製作の映画)

4.5

最近GYAOで見たピンク映画の中で一番好きな作品。気付いたら朝になってた、という時間感覚の、虚無感や不安や後悔を含めての魅力がここにある。無意味なセックスやおしゃべりの時間も、その無意味さにも関わらず>>続きを読む

スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

5.0

黒沢清『散歩する侵略者』と比べると、あまりにも偏差値の低い脚本だと思った。しかし素晴らしい。これを見ると、映画は脚本で決まるもんではないんだなと思う。スターマンというが要するにただの人間の男であって、>>続きを読む

痙攣(2004年製作の映画)

3.0

特にどこがよかったということはないけど、つらい時にもとりあえず何も考えず見れて、一人で部屋の天井見てるよりいい時間が過ごせたな、と思えるタイプの映画。

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.5

いろいろ「ズレてる」印象を受ける映画だが、もちろんズレていることは全く悪いことではない。
向かい合っての「会話」という形を取らない、時空を超えた人と人の交流が描かれていて感動する。この映画がゴダール的
>>続きを読む

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.0

けっこう面白かったが、孤独に年越ししていたかわいそうな男が最後には報われるというストーリーは凡庸かな。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

5.0

本当に俺の「支えになっている」ものについてはあまり語りたくない。遺失物ボックスがあってよかった。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

ここしばらく見た映画の中で、私の感覚では最も映画的な映画。やはり私は想像力を刺激される映画が好きなんだと思う。スピルバーグの『マイノリティリポート』とこれは映画館のスクリーンで見たい。

名前のない女たち ~うそつき女~(2018年製作の映画)

4.0

「うそつき女」というタイトルだが、この映画に出てくる人たちはみんな、むしろ生身の本性を露わにしている(ような演技をしている)。傑作。ファミレスのシーンで泣いてしまった。ホストが反原発・護憲デモをやって>>続きを読む

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

4.5

フェリーニの、映画俳優がフェラーリを乗り回す話は最高ですね。車のヘッドライトに照らし出されたものがペラペラの平面に見える夢みたいな感覚。冒頭の西部劇談義は謎だった。他の二篇もポー原作だからということも>>続きを読む

感染列島(2008年製作の映画)

4.0

この映画は本当にいい映画だと思う。なぜかあまり評価されてないのは、この映画に結論がないからではないか。しかしそこが良いところだと思う。全体的に良いが、特に少年の人工呼吸器を外して別の患者に付け替えたの>>続きを読む

嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

1.0

凡庸さによる破滅を描いた悲しいストーリーだが、映画的には正直ひたすら退屈。列車、尾行、階段、猫などが平板にストーリー進行に奉仕するだけで役目を終えている。これに比べると、トリュフォーの映画はやっぱりす>>続きを読む

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