たくみん

オーディションのたくみんのネタバレレビュー・内容・結末

オーディション(2000年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

生きててよかったと思える日が来る映画

そういう意味ではSAWに似てる気もするが、
全体的に富江み溢れると言えば伝わるか。


気になってた作品がやっと配信されたので鑑賞。
当時としてはグロいだろうが、近年海外のスプラッターが気軽に観れる環境となった今では圧倒的物足りなさを感じた。

約120分ある物語だが、90分はだらだらと進行し、とてもテンポの悪い印象。
ホラー映画が始まるのはラスト20分程度であり、さらに日本映画お決まりの、フラッシュバックと夢オチ、回想が同時に起こるので、なにがなんだかわからなくなる。
虐待受けてた車椅子の人は、大きくなった麻美が脚を切断し、袋の中の人は、事務所の柴田さんってことだよね?
主人公は、妻に罪悪感を感じながら社員とワンナイトした。石の魚の階段で、女2人が抱き合ってたのは、石の魚のママと麻美かな?
なんで殺すかわかんないけど、まあ幼少期の虐待で人格が崩壊したのだろう。



主人公は、再婚相手を探してるおっさん。
映画のオーディションと題し、花嫁候補を探す中、出会った魔性の女にキリキリキリされる話。

以下は自分なりの解釈↓

帰宅した主人公は、いつものようにお酒を飲むと、毒を盛られていてその場に倒れ込む。と同時に、これまで麻美から聞いていた話がフラッシュバックする。恋は盲目。麻美から幼少期の虐待、人を殺してきたこと、袋に半殺しの男を監禁して吐瀉物を与えていること、などすべての話を聞いてきていたが、すべていいように解釈していた(事実前半では、両親との仲は普通ですと言っていたが、このフラッシュバックのシーンでは離婚したとなっている)

このタイミングで、本当はヤバいやつだったと理解=盲目から覚める=麻美のことが好きではない、やれれば良いやつだったと。
確かに旅行のシーンでプロポーズの返事を麻美からもらったにも関わらず、はぐらかしていた主人公からも、遊びだったとわかる。
そもそも、息子と、美女しか食わねえって話をしてる時点で遊び気質がある人なんだよね

結局本気ではなかった
私だけをみてくれてなかった

だからキリキリキリキリ〜



エンディングで、ポップな曲流れるのは
2000年代前半Jホラーあるあるでえもさを感じた。


、、、、、
あー、やっぱり富江じゃん。
たくみん

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