映画のオーディションに来た人の中から再婚相手を探していた主人公が狂気と遭遇するホラー映画
後味が悪いだとかグロいだとかそういう前情報を持って鑑賞に臨んだんですが序盤は不穏な空気こそあれ少し描き方を変えればコメディにもなり得るような雰囲気
主人公の仕事は結構上手くいってるし、息子とも友人とも関係は良好、オーディションも明るめなBGMと共に進むのでホラー感が全然ない
そんな導入が結構長いんですが意外に飽きずに見れました
良くない方向に行くということがわかってたから興味を持続できたのかもね
あと無駄なシーンや掛け合いが少ないのもよかった
長いけどあくまでサイコ展開に持っていくまでの助走であり、導入だよということが伝わってきたので、多少は痺れ切らしてきましたが、それ自体は退屈せずに見れました
キャラクターの紹介もセリフでくどくど説明してくるわけではなく映像で匂わせてくれる場面が多かったのでそこも良かったです
そして肝心の拷問シーンはしっかり痛々しい！
ふへへ…待った甲斐があったぜ…
派手さは無いけど痛みを想像してしまうようなじわじわとした拷問と言葉遣い
また過度に恨みをぶつけたり、楽しんだりしてるわけではなく、テキパキと慣れた手つきで拷問してくる様子がすごく怖かったです
なんかすごい邦画っぽい邦画だっなぁ
