レクター博士シリーズ3作目。
作りとしては1番分かりやすい。これを最初に観るのもいいかもしれない。グロさも抑えられているし、登場人物の構図やクラリスと出会う前のレクターの様子も分かり、整理されている。
そして、クラリスの扱いがいかに丁重だったのかをひしひしと感じました。
美人で賢くて素直な人のことは大抵の人は一目置くでしょうが、殺人犯も例外ではないということか...それが陳腐に見えないのは、やはりレクターだからでしょう。
ストーリーも、ウィルの想像力や共感力とレクターの美学、ダラハイドのトラウマと苦しみが絶妙に絡み合っていて、ダレることなく楽しめた。
個人的には、記者の炎上車椅子大爆走が良い味をだしていると思う。