このレビューはネタバレを含みます
✒︎歴史的経緯を見ると、自閉症をおそらくはじめて扱った映画という側面において、映画界の歴史に名を刻んだ作品であることには間違いない。
✒︎ただ、穿った見方しかできない自分には、どうしてもトムクルーズの心情の変化についていくことができなかった。
✒︎金目当てから、兄として真に大切に思うようになる。彼と過ごす日々や、彼がレインマンであったこと、そこが契機であるはずだ。
✒︎しかしどうしても、カジノで荒稼ぎしたシーンが挟まれることで、金目当てかという疑念が拭えなくなってしまった。
✒︎ちなみに20番のシーンは、見破られたカジノ側の人間が10に止めたのだろうと推測。違ったらごめんなさい。
✒︎ただ、最後のシーンは感動したし、兄弟の絆を取り戻すその美しさは、やはり後世に語り継がれていく作品に違いないと感じた。