レインマンのyumikokatsuのネタバレレビュー・内容・結末

ずっと、自分の想像だと思っていた、雨の日に歌を歌ってくれるレインマン。きっと、レインマンが家を去った後も、チャーリーにとっては心の支えだったんだと思う。
それが実は実在の兄レイモンド(レイモンドがチャーリーにはレインマンと聞こえていたんだなぁ)であり、兄が自分のことをずっと弟として認識していたと分かった瞬間、チャーリーはこれまで兄に助けられていたことや、兄に愛されていることに気づく。
このシーンはじんわり来た。

レインマン
メインマン

子供の頃、そうやって呼び合ってたのかな。

チャーリーがなかなか自分勝手で嫌な奴なのに、見ていられるのはさすがトム・クルーズ。
お涙ちょうだい系じゃないところがいい。
ダスティン・ホフマンの自閉症の演技もすばらしかった。
お父さんが冷たかった(厳しかった？)のは、チャーリーを守るために、レイモンドを施設に入れなくてはならなかったことが影響してるのかも。

なかなか無い兄弟愛がテーマの良い作品だった。

ギルバートグレイプと共通する点もあるけど、本作はお金には困らないので、重たくならなくて良い。